こんばんワイン 🍷
BUCK-TICK のボーカルの櫻井さんが亡くなりました。
Space Oddity【 櫻井敦司 】
その少し前の谷村新司さんやもんたよしのりさんの訃報には、今の時代ではまだ若い方とは言え、まあ 70 代であるし「ああ、そうか・・」と、スッと受け入れられたりもしたものですが(いい日旅立ちは神曲)、櫻井さんの突然の訃報の方は「えっ・・」と、先のお二人とは全く種類の違う感情に見舞われてしまいましたね・・。
世代、という事なのでしょうか。
ちょうど、今年の春に偶然 BUCK-TICK のギターの今井さんのプライベートを目撃した事もあって、言葉が無かったです。
狼狽えながら Twitter の情報の洪水の中を行ったり来たりしていると、一連のツイートの中にこんな投稿を見つけて。
ボウイの歌は、10代の孤独で無口な青年を宇宙の果てへと連れていってくれました。
— デヴィッド・ボウイ 名言集 (@DavidBowieBot) October 24, 2023
──櫻井敦司(BUCK-TICK)
✳︎動画:櫻井氏によるボウイ『スペース・オディティ』のカバー pic.twitter.com/Lb8rqncOG2
BUCK-TICK は確か初期の4枚目までしか聴いていないのだけれど、それでも BOWIE が旅立った時と同じな「喪失感」があったのです。
己を構成するピースの一欠片だったのですね。意外なことに自分の中の一部であったと。それが持っていかれてポッカリと穴が空いてしまった感覚というか。
そんな訳で昨日は(昨日の事なのか?)一日どこか呆然としてブルー入ってましたわ。
つくづく人生って儚いなあ・・と。
デヴィッド・ボウイはそれでも 70 歳までは生きたけれど、櫻井氏は早過ぎるよなあ・・自分の兄くらいの年齢なので尚更と、隙あれば顔を出す「自分の死」についてもまた思い至ったりもしてしまうのでした。
そして、80 歳くらいまで生きながらえたとして、自分が慣れ親しんだり憧れていたスターがみんな死んで居なくなってしまっているという状況もキツそうだな、寂しいだろうなあ、みたいな事も考えてしまった。
脳幹というのは生命維持を司る場所らしいので、長く持たずにそのまま帰らぬ人となってしまったそうであるが、ファンとメンバーのいる場所で倒れて、最期に見た光景がそのステージだったというのは幸せだったのかもしれない。
しかもその状態で何とか3曲を歌い、最後に歌った曲のタイトルが「絶界」というのは出来過ぎである。ある意味、氷室さんを超えて伝説になってしまったな、と。。
35 年もメンバーチェンジも解散もせずに一線で活躍していたというのも、それはそれで十二分に伝説で。だから何となく、メンバーが還暦になっても 70 になっても 80 になってもストーンズみたいにずっと続けているんだろうな・・などと漠然と思っていたけれど、そんなのもそれはそれで物凄い奇跡的な事であって、あまりにも突然にバンドの顔であるフロントマンが、あっさりと、神様に召されてしまった。
そう言えば櫻井さんとほぼ同年齢の 58 歳で忌野清志郎さんが亡くなった時にも思ったけれど、長く生きればいいってものでもないんよね。密度だろう。
・・「TABOO」「悪の華」は CD が擦り切れるほど聴きまくりました。
合掌(ー人ー)
余談、ギターの今井さんは「大丈夫。続けるよ」とツイートしていたけれど、QUEEN みたいにゲストボーカルを招くのかな・・
TM レボリューションの西川貴教とか(マジレスすると歌唱力は櫻井より上かも)。でも TM よか、仲良かったらしいソフト・バレエの遠藤遼一にやって欲しいかな(笑。。
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