日増しに暖かくなってきましたね。春・・希望に胸膨らます出会いの季節は、別れの季節でもあります。この時期に個人的に聴きたくなる「卒業ソング」をピックアップしてみました。
- なごり雪 / イルカ(1975)
- 銀河鉄道 999 / ゴダイゴ(1979)
- 卒業 / 尾崎豊(1985)
- 乾杯 / 長渕剛(1988)
- 卒業 / 菊池桃子(1985)
- 卒業 / 斉藤由貴(1985)
- 卒業 / 渡辺美里(1991)
- 粉雪 / レミオロメン(2005)
- プライマル。/ THE YELLOW MONKEY(2001)
- 桜の隠す別れ道 / 平川地一丁目(2004)
なごり雪 / イルカ(1975)
いきなり真打ち登場。元祖・アコースティックギター女子。今思ったけど、aiko っぽくね??歌詞が非常に秀逸で(楽曲が良ければこそですが)、切ない情景がありありと目に浮かんでくる。「駅のプラットフォームに物語性を持たせた」という点でも高い。初めて聴いた 10 歳児かそこらの俺も思ったよね。「この曲は後世に残る」と。。
銀河鉄道 999 / ゴダイゴ(1979)
曲は 4:23 から。これも「駅」ですね。「卒業」というか「旅立ち」でしょうか。主人公の鉄郎、TV 版では典型的な松本零士の男キャラ顔だったのが、映画版ではスタイリッシュなイケメソになってるのが幼心に解せなかったです。ナレーション、「ジェットストリーム」の城達也さんだった。
私はあなたの思い出の中にだけいる女・・私はあなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影・・
今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る・・さらば少年の日よ
卒業 / 尾崎豊(1985)
享年 26、ドラッグ、その独特の歌唱法、説得力のあるルックス・・という意味でも、 Nirvana の故カート・コバーンに先駆けていた感がある。全盛期だった高校生の時分にはクラスメイトに熱狂的ファンがチラホラといたものです。盗んだバイクで走り出しもせず、夜の校舎の窓ガラスを割って歩いたりもしなかった当時の自分にはクサ過ぎた感じがして受け付けなかったけれど、今聴いてみると紛う事なきロックですね。。後半のたたみかけていく感じが刺さる。つくづく、この人は不器用で純粋過ぎた。
行儀よく真面目なんてクソ食らえと思った 卒業して一体何が分かるというのか 思い出の他に何が残るというのか 人は誰も縛られたか弱き子羊ならば 先生、あなたはか弱き大人の代弁者なのか あと何度自分自身を卒業すれば 本当の自分にたどり着けるのだろう
この曲がフェイバリットかも。しかしイケメンやな・・
乾杯 / 長渕剛(1988)
高校の卒業式のエンドロールで流れたのがこの曲でした。結婚する友人のために作った曲だとか。尾崎同様、ワンフー(死語)が熱狂的で、dis る時にためらわれます。。長渕はミュージシャンとしてより役者として好きですね。一連の主演映画は全部観てる。『家族ゲーム』『とんぼ』(ヤバい)などの TV ドラマも再発販売してほしい。
卒業 / 菊池桃子(1985)
中学の卒業式のエンドロールで流れたのがこの曲でした。作詞は秋元康。今見ると、ぽっちゃり感とカマトト感がパないw『ラ・ムー』もアレで想定外だったが、大学の先生になるとは想像もつかなかったな〜。。
菊池桃子が先生なら入学したい・・と思ったら女子大だった / “菊池桃子が40歳からの学び直しで得た気づき | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準” https://t.co/qiBAgxOjgZ #人物
— カラーひよこ 🍥「しょぼいセミリタイア」 (@colorhiyokoma) 2018年2月24日
卒業 / 斉藤由貴(1985)
同じく 1985 年、作詞:松本隆・作曲:筒美京平の黄金コンビによる同名曲。元祖・ポニーテールにして元祖・メンヘラ女子。上の尾崎豊とも浮き名を流しました。
卒業 / 渡辺美里(1991)
これもまた、聴けば 10 代の頃を思い出します。ミリオンセラー(100 万枚)の『ribbon』ってアルバム、みんな持ってたな〜。浮つかずに本当の詩を書く人、という印象。作曲陣には小室哲哉や大江千里など。
粉雪 / レミオロメン(2005)
"こなあああああゆきいいいいい・・" のサビだけでなく、イントロとか展開もいいですね。動画検索すると、カバーとか「歌ってみた」だらけな・・
プライマル。/ THE YELLOW MONKEY(2001)
デビッド・ボウイや T・REX に代表されるグラムロックと日本の歌謡曲の親和性。せつなトキメキ嬉し恥ずかしな感じが素敵。YouTube オフィシャルアカウントがあるのですが、PV が全部ダイジェスト編集なのが残念過ぎる。イエモン、少なくともシングル曲の全部が単純に超絶格好の宜しいバンドではあるので、出し惜しみせずに PV のフルアップを検討されるべきかと・・。
これなんかムード歌謡モードが炸裂。
桜の隠す別れ道 / 平川地一丁目(2004)
弟くんが声変わりしちゃうまでの期間限定の儚さ・・。作曲のお兄ちゃんの才能に仰天。15 歳かそこらでこんな曲が作れるか?!お父さんの影響でしょうね・・プロデュースは斉藤和義らしいけど。現役の中高生(小学生?)が自作自演しているという意味で、今回の選曲の中で「響き」に最もリアリティーがあるかもしれない。しかし・・俺がこの歳の時分は、クワガタ追っかけたりガンプラ作ったりだったものだが・・いや・・
この前再結成したようで YouTube にもオフィシャルチャンネルができていたのだが、登録者数も動画の再生回数もちと寂しい。がんばるんや。。
・・ということで諸君、卒業おめでとう。自分語りと、この曲たちのメロディーにのせてエールを贈る。若者たちの未来に乾杯。おじさんみたいになっちゃダメだよ・・ww
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